8/2 新日本プロレスG1クライマックス25(愛知大会2015)
6月末、千種の小さな会場で、人生初のプロレス観戦をしました。そこでプロレスの熱狂に味をしめた私は、それから毎週「ワールドプロレスリング・リターンズ」(新日本プロレスの過去試合中継)を録画し過去の名勝負を見まくったのです。
そうしているうちに、ある選手に惹かれていきました。その方は…棚橋弘至選手。新日本プロレスの看板レスラーです。体格もいいんですが、ぶつかってもぶつかっても諦めない、実直な試合スタイルで、更にブログを読むと↓
棚橋弘至 オフィシャルブログ powered by Ameba
ほのぼのとしてあったかい感じがするんですね。よく「ファー!」って仰ってるし、公園でカバさんに乗ってるし。読んでいて微笑んでしまいます。
で、お気に入りの方が出来れば「何とか、近くで観たい」とすぐに行動に移るわけで…。新日本プロレス、夏の総当たり戦「G1 クライマックス 25」が愛知県体育館にも来るというので、早速チケットを取りました。
インターネットの情報では「1階席の後ろの方よりは2階席の前の方が観やすい」とのことでした。2階特別席からの眺めはこんな感じ↑で、1階の後ろの方よりは高さがあって、ゆったり座れました。1階でも段差はつけてあるので観にくいことは無さそうです。
開始の音楽とアナウンスが流れると、満員(集客6500人)の会場から湧き上がる歓声。自分のテンションもググッと上がってくるのを感じました。丁度私の後ろに古参のかつ激しめのプロレスファンの方がいらっしゃって、野次や励ましが大音量で聞こえていたので(これに合わせればいいんだな…)と思いながら。
プロレスは、初心者の私が思うには「戦隊もの」あるいは「仮面ライダー」のような「ヒーローもの」の世界と似ています。ベビーフェイス(正義レスラー)とヒール(悪役レスラー)の立場が決まっていて、それぞれの選手に特徴的なキャラクターがあり、必殺技があります。ですから、前もって過去の試合から情報を得ていれば面白いですし、情報が無くてもパッと見で役割が分かるように作られています。実際、小さな子供さんの歓声を聞いていると、登場時の第一印象で正義方のレスラーを素早く判断し、応援をしていました。
伝統的なプロレスは「わかりやすさ、面白さ」より「強さ」がメインであったり、関西の方ではお笑い要素も含まれていたり、時代や場所によっても変わってくるようですが。
以下、写真とともに挙げていきますと…
飄々とした不思議なキャラを演出している中邑真輔選手
明らかにクレイジーな様相のタマ・トンガ選手
いぶし銀の魅力、柴田勝頼選手
前に観た試合ではヒールだったが、今回はベビーフェイスのAJ選手。色々キャラ替えしているようです。
それぞれ、キャラが立っています。
そして、第9試合 棚橋弘至VS矢野通!!
棚橋選手はベビーフェイスなのですが、「追いつめられる棚橋選手を見たい」という古参の方々の思惑もあり、矢野通コールが鳴り響く序盤。
痛めつけられて豚っ鼻にさせられる棚橋選手。レフリーまで豚っ鼻(笑)です。
しかし、後半は形勢逆転し、ハイフライフロー!で勝利しました。
この後、棚橋選手は持ちネタのエアギターを、アンコールに応え3連続で披露する大サービス。前半のヘタレ具合、後半の強さ、トークの可愛さ、サービス精神の豊かさと、やっぱり棚橋選手は最高のキャラクターです。
新日本プロレスの試合を初めて生で観ましたが、身のこなしが流れるようで、大変美しかったです。さすが、日本全国を興行されているプロ集団ですね。
しかし、今度は小さい会場で行われる試合や、学生プロレスも観てみたい気持ちになりました。名古屋では学生プロレスやっていないようなんですが…。
学生と言えばもうすぐ高校野球も始まるし、熱い夏になりそうですわ~。