私のポケットはいつもいっぱい

何故だかいつもいっぱいいっぱいになってしまう、そんな主婦の日記帳です

7/25 夏の野球観戦スタイル

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 昨年の春頃から、高校野球が好きになり、夏は甲子園へ観戦に行きました。その際、地元の高校生たちが塾や学校帰りに立ち寄っているのを見て「学校帰りに甲子園観に行くとか、いいなあ!!!」「ちょっと今日、帰りに甲子園寄ってくる、などと言ってみたいなあ」という思いを強めました。

 もともと、高校の時は超文系で高校野球にも全く興味が無かったため、例え甲子園球場の近くに住んでいても、そんな事は有り得なかったでしょうが…。

 そして今年、そろそろ地方大会の結果が出始める7月下旬、地元岐阜県・愛知県の動向をチェックしていたところ…あれ、今日、7月25日って、愛工大名電の試合が瑞穂運動場(近所)であるんじゃない??ということに気づき、「ちょっと、瑞穂で名電の試合見てくる」と、完全にコンビニ行くようなスタイルで出かけてしまいました。

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 瑞穂運動場の案内板で野球場の位置を調べ、てくてく歩き…f:id:nozoc:20150726215632j:plain

 女子高生から600円でチケットを購入、モギリの野球部員君にもぎってもらって中に入りました。

 甲子園球場と違って、区画も決められていない全くの自由席です。が、注目校の試合日であったからか、客席は超満員!球児の保護者さんたちが座っている近くにもぐりこむしかありませんでした。ヒットを打つと湧き上がる周囲、判断を間違えると野次が…。ああ、私はそんなに激しく応援したいわけではない、公平でいたいのに…と思いながら周囲から浮かないように歓声を揚げてみたりしてました。着いて早々、精神的に疲労するという(笑) 

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 グラウンド整備の隙を狙って、バックネット裏に移動しました。すると一般の観戦客が多く、応援も中立的で、一息つくことができました。

 しかし!安心するのはまだ早かったのです。次に私を襲ったのは夏の熱気。

 瑞穂球場は屋根があってないようなもの。それでいて、その日は一日で700人が熱中症で搬送されるような真夏日でした。

 近所に行くようなラフな服装で出かけた私の肌を、灼熱の太陽が焼く!UV97%カットだけど風通しが悪くムレムレのキャスケット帽、涼感素材だけど布面積が少なすぎるスポーツタオルは焼石に水の存在。ああ…意識がもうろうとする…

 と、前に座っていたカップルの女の子が、彼氏に向かって「ねえ、お水買ってこようか??」と涼やかな声をかけています。ふと見ると、彼女の観戦スタイルのなんと完璧なこと。

 ゆったりめの白ブラウス、つば小さめの麦わら帽子は通気性とフェミニン度抜群。腕焼けを防ぐロング手袋、脚焼けを防ぐクロップドパンツ、足の甲もしっかりカバーする靴は清楚な雰囲気を醸し出し、制汗ティッシュの花の香りが漂ってきました。

 暑さで思考力が低下しつつ、私は彼女の姿を深く刻み込みました。次に野球観戦する時は、カップルで、完璧なる観戦スタイルで行ってやるんだ…。あぁ…名電の打線、気持ち良く打ちよるなあ…。暑い…汗がしたたり落ちる…様々な思いが交錯し熱中症の危険を感じたため、試合半ばではありましたが、球場を後にしたのでした。

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  帰ってきてサンダルを脱ぐと、真夏の太陽の忘れ形見、サンダルのクロス部分の跡がバッチリついておりましたとさ。