私のポケットはいつもいっぱい

何故だかいつもいっぱいいっぱいになってしまう、そんな主婦の日記帳です

6/30 人生初・プロレス観戦 FMW復活シリーズvol.3 メディカルレスラー参戦

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 何年かに一度、いや、何ヶ月かに一度、突然訪れる衝動があります。すなわち「今までやったことないけれど~してみたい、~見てみたい!」という気持ちです。

 今回は、仕事で訪問先へ向かう途中、自転車を漕いでいた時。汗だくでペダルを踏んでいると、プロレスの宣伝カーが、闘魂煽る音楽を放ちながら通り過ぎていきました。瞬間、

 「そうだ、プロレス観よう」

 自分の中で、プロレスを観に行くことが決定しました。

 ところが、今まで全く興味が無かったため、何から観ていいのかわかりません。周りに聞いてみましたが、職場→女性職場のため知らない、スポーツ狂いの夫→プロレスには詳しくない、との結果で。

 諦めずに記憶を辿っていくと「そういえば、専門学校時代の恩師が、プロレスを嗜んでいらっしゃったはず」「先生にきいてみよう」…何とかなりそうになってきました。

 

 その恩師、浅井先生は、内科医であると同時に「メディカルプロレス」(メディカルプロレス-団体概要)のレスラーでいらっしゃいます。プロレスを通じて、多くの人に医療の知識、AED自動体外式除細動器)の使用方法などを普及するため活動を行っている方です。

 子曰はく「最初はとりあえず、どんな試合でもプロレス会場に足を運ぶことをお勧めします」と。先生がFMW(プロレス団体)とコラボし出場される試合が近いと教えてくださいました。

 即決で観に行きますと返信し、夫を誘い、ドキドキしながら当日を待ちました。

 

 そして迎えた6/30、千種文化小劇場。チケットを切ってもらいロビーに入ると、何だか熱気でムンムンしてる!仕事帰りのサラリーマン、マッチョな関係者?家族連れ、老夫婦など、老若男女が集まっていました。で、会場に入ると、リングが近い!野次を飛ばしたら選手に聞こえそうです。

 周囲を観察しているうちに始まりました、第一試合。小太りのコンビがドツキ合い、怒号を飛ばし合い、技をかけ合い…それに合わせて煽るレフェリーと実況、煽られる観客。

 殺陣と、演劇と、お笑いを同時に観ているようなエンターテイメント感です。

 そうか、プロレスってこういうのか…と思っていると、始まりました、第二試合はいよいよメディカルレスラーの登場です。メタボマン1号、2号に対するは注射キッド、そして我らがDr.浅井!

f:id:nozoc:20150711220339j:plain 全員がメタボリック・シンドロームの基準に抵触してしまうという笑いを交えながら、医療の豆知識を交えながら、熱い戦いが繰り広げられます。その最中、選手の一人が心肺停止状態に…

f:id:nozoc:20150711220343j:plain と、そこにAEDのキャラクター「エイーデちゃん」が現れ、カワイイ声で使用方法をナビゲート。Dr.浅井と協力し、無事蘇生を行ったのでした。ほっ。

 30分一本勝負を4試合観戦、その後はメインイベント、大仁田厚選手率いるFMW軍対ウイング・モンスター軍のタッグマッチでした。

 大仁田厚選手が吠える、椅子を壊す、机を壊す、血を噴く、水をぶっかける…。ものすごいエネルギーの放出です。ファンの皆さんは大仁田選手にぶっかけられたくて、リングサイドに群がっていましたね。一度しかない人生だ、熱く燃やせ!(というような事を仰っていたような…)とのスピーチには、私も「うおおお!!!」と拳を高く掲げてしまいました。

 

 人生初のプロレス観戦の感想ですが

・プロレスは、会場全体が一体となって行われる、エンターテイメントショーである

・プロレスラーは、ヒーロー役も悪役も、その空間を成り立たせるために本当に一生懸命、取り組んでいる(全員、善人なのではないか)

・観ていると、自分も一生懸命生きようと思える

 といった感じで、一度好きになると、何度も観たくなるような気がします。

  

 レスラー全員善人説は漫画「デトロイト・メタル・シティ」↓

デトロイト・メタル・シティ|DMC オフィシャルウェブサイト

から連想したものです。この漫画に出てくるデスメタラーは見かけによらず、全員、善人でして。

 また観戦中、絶妙な駆け引きや観客を巻き込む演出に反応する私に対し、技が綺麗に決まった際に反応する夫、という差があったので、男女で感じ方の差があるのかも知れません。

 それから、間近で見ると、レスラーの方たちお肌がすべすべです。あれは脱毛サロンにでも通っているのでしょうか???

 

 私の思い付きに対し、試合を紹介していただき、写真の掲載も許可してくださった浅井先生、本当にありがとうございます。

 この日は個人的に落ち込む出来事がありましたが、プロレスに元気をいただきました。