2016 1/9
電車に乗っていて、自分が動いているのか、周りの景色が動いているのか、一瞬わからなくなることがある。
例えば遊園地などのアトラクションでは、視覚に加えて揺れや音響などの効果を付加し、現実とは逆の状態を錯覚させる。自分は動いていないが動いているように。
私はあるお客様に「バカな子」「気を遣えない子」と思われていて、それは事実でもあるのだが、同じ人間でそんなにも頭の出来が違うものだろうか…?と不思議に思ってもいた。
今日そのお客様と話していて、「こういう場合は」→「こうする」という物事の捉え方や行動パターンが全く異なるのだということに気づいた。
それゆえ、私の先読みしての行動や発言が、むしろ気に障っていたのだろうと。
その方に関しては、私のベクトルで先読みをすることも、気を遣うこともやめた方がいいのかもしれない、とも。
かわりに、よーくお話をきき、観察するようにしてみよう、と思い至る。
普段「自分が納得できないから、理解できない」ために、イライラしたり、自分は馬鹿なのかと落ち込んだりすることがよくあった。
しかし「自分が納得できなくても、理解できることはたくさんある」
もともと私の脳は、自分が動いているのか、外側が動いているのかを錯覚するくらいだ。そんなに当てになるもんじゃないだろう。